コンバットブースターの効力解説
From: Muraku Butler
Sent: 2015.12.15 17:27
To: SKT, 


さっきのメールミスなんてなかった、イイネ？


ブースタードラッグ普及を促進させるため、解説。

1、ブースタードラッグとは？

EVE内ではCombat boostersと呼ばれるアイテムのこと。使うと特定の能力が一時的に強化される。
Combat boostersにはランクがあり、下から
シンセ（Synth) 
標準型(standard)
改良型（Improved)
ストロング(Strong)
という順番になっています。シンセが効力が一番弱く、ストロングが強力な効果をもっています。


そして、シンセ以外のCombat boostersは強化される度合いが非常に高いかわりに、副作用が発生する確率をもっています。

また、Combat boostersにはスロットが設定されており、最大で3つまで効果を同時に発動させることができます。

同じスロットのCombat boostersは同時に効果を発動することはできないため、同時に発動させれる効果には制限があります。


ハイセク領域ではシンセ以外の薬物は違法品として指定されており、所有しているとことを税関に探知されると罰金などのペナルティを受けることになりますので、ご注意ください。


2、副作用もあって、違法指定なら、リスクあるし、持ち出せないじゃん！

　まず、持ち出し自体は可能です。ですが、普通の人は持ち出さずに、ST内で使ってから移動します。効果時間が通常で30分なので、近隣のSTなどに事前に準備しておけばいつでも扱えます。

　じゃあ、そのSTまでどう運ぶか？という点は、SKT内では私に事前に伝えてくれれば予め用意します。

　副作用のリスクですが、安心してください。数値にすると、標準型はMOD2つ分の効果をもたらしますが、副作用は基本的にその効果よりも弱いもの※　となっています。

　　※　ある程度の船になると大きな影響力を与える数字がでることがあります。


3、使うと強いのはわかった。効力はどんなのがあるの？あと、スロットが意味わからない！

Combat boostersと呼ばれるものの効果は以下の通り。一応効果をわかりやすくするため、簡単な解説付！

　
ブルーピル…シールドーブーストボーナス3、20、25、30％　スロット1

……強さでいえば、シンセは小型艦では殆ど効果が見えない。ただ、標準になると、T1のシールドブースターがT2と同等になる。T2になるとDED品クラスとなる。標準でこの性能なので、ストロングになるとどれだけ大きいかは言うまでもない。


クラッシュ…爆発半径ボーナス-3、-20、-25、-30％　スロット3

…わかりやすく解説すると、ミサイルのサイズよりも小さい相手に対して与えるダメージを増加させる。ミサイルのダメージは、相手のシグネチャ半径と爆発半径の比率で出るダメージが決まるため、このボーナスは非常に強力である。シンセは他のと同様に小型だと効果が殆ど見えない。標準になると、未使用状態と比べるvsフリゲートを想定して、ヘヴィーミサイルを撃つと、ベースから6％以上のダメージがでるようになる。ストロングでは10％以上でるため、単純に与えられるダメージがミサイルとして強力になる。注意として、ミサイルのダメージはどうあっても設定値より大きい数字はでません。


ドロップ…追跡速度ボーナス3、25、31.25、37.5％　スロット2

…これもクラッシュ同様にわかりにくいかもしれないが、こちらはクラッシュよりも簡単に解説ができる。周囲を高速で動く相手に対してのタレット命中率が上がる。追跡速度が高いほど、相手が周囲をオービットしても攻撃を当てやすくなる効果だ。まあ、簡単にいえばタレットの命中率が上がるで済む話なんだけどな！HAHAHAHA！


エグザイル…アーマーリペアボーナス3、20、25、30％　スロット1

…ブルーピルのアーマー版。ただし、こちらは残念ながら一度の回復量の差はT1がT2にバケるような性能にはならない。それでも、標準型でメタ3レベルがT2と同等になりはじめ、元の回復量の大きさからは無視できないボーナスになる。　アーマーリペアはシールドよりも回復量は大きいので、高性能なMODになるほどエグザイルの影響力はより顕著になる。

フレティンクス…最適射程距離修正乗数3、10、15、20％　スロット2

…最適射程距離は、そのMODや兵器が基本的な成功率を100％とする範囲を示す。電子戦などのMODなら、基本命中や効果を100％引き出すし、タレットならば動かない相手などに対しては常に100％命中するようになっている射程を表す。つまるところ、フレティンクスは、確実な攻撃範囲を広げるボーナスとなる。
　といっても、効果があるものとないものがあるため、このフレティンクスを使える船はかなり限られてくる。最適射程が延びることで射程は多少延びるが、本当に微々たるものなため、射程増加目的なら違うブースターを使うべきである。このブースターが活かせるものは、電子戦とロジ関係となる。



マインドフラッド…キャパシタ修正乗数3、10、15、20％　スロット1

…キャパシタの最大容量を増加させるボーナス。キャパシタが大きくなるということは、キャパシタの時間あたりの回復量も大きくなる。そして、MODの稼働時間に余裕ができるなどのメリットを生み出すことが可能。キャパシタ容量が大きくなることでやれることは多いため、特定のこれ向きというものは特にないので、好みで使うといいだろう。


X－インスティンクス…シグネチャ半径乗数-2.25、-7.5、-11.25、-15％　スロット1

…シグネチャ半径が小さくなるボーナス。ロックオンされにくくなり、受けるダメージが減少する。どれくらい恩恵がでかいかというと、先ほどのミサイルを例にだすと、FGを例にし、先ほどと同じくヘビーミサイルを相手にした場合、標準以上でベースからのダメージを2％～4％ほど減少させる。ちなみにライトミサイル相手なら7%～20％ほどベースからのダメージを減らすため、大きさがお分かりいただけるだろう。


スースセイヤー…精度低下範囲ボーナス3、10、15、20％　スロット2


…最大射程を延ばせるボーナス。といっても、精度低下範囲は少し効果が厄介なので、ここでも触れておく。EVEでの命中率は、ミサイルやスクラムなどの一部を除いて、最適射程距離と精度低下範囲が設定されてるものが多い。

　射程は　最適射程距離+（精度低下範囲*2）＝最大射程　という式で求められている。そして、最適射程範囲内では命中率が100％だが、そこから離れていき、精度低下に設定された距離に到達すると、命中率（成功率）50％の距離となっている。そこから、精度低下範囲の2倍の距離に到達すると命中率が7.5％になり、そこからはEVE内では命中しないものとして扱われ、表記されなくなっている。


　つまり、スースセイヤーは射程を延ばす効果はあるが、命中率（成功率）の減衰を緩やかにするという目的のほうがわかりやすい。まあ、なぜ最初に精度低下範囲を解説したかというと、スースセイヤーは状況次第では普通に使うものなので、知っておかなければならないのである。



4、副作用ってNANDA

まず、副作用の発生について解説。各ブースターの種類には副作用が設定されており、副作用ごとに発生する確率を判定します。各ブースターには4つの副作用が設定されているため
副作用の発生確率は次のようになります（スキル効果なしでの確立）

シンセ　0％（副作用が存在しない）
標準　副作用なし40.96%　一個発生する　40.96%　2個発生する　15.36%　3個発生する　2.56%　4個発生する　0.16%

改良　副作用なし24.01%　一個発生する　41.16%　2個発生する　26.46%　3個発生する　7.56%　4個発生する　0.81%

スト　副作用なし12.96%　一個発生する　34.56%　2個発生する　34.56%　3個発生する　15.36%　4個発生する　2.56%


これをみてわかるとおり、副作用の1つは1つにつき覚悟する必要があります。そして、強力なブースターほど、副作用が発生しやすくなります。しかし、スキルをとることで、この副作用効果と発生確率を軽減させることができるようになり、ブースターを安定して扱えるようになります。

神経毒回復をレベル5まで取ると、標準の発生確率は15％、改良が23％　ストロングが30％となります。また、インプラントをとるとさらに確立を減少します。とまあ、先に副作用で脅すようなことを書いていますが、
適切に副作用を理解して、ブースターを扱えば問題はない。

では、副作用の効果を記載します。


ブルーピル…シールド容量、タレット最適射程距離、爆発速度、キャパシタ容量　-20～-30％

クラッシュ…シールドブースター、アーマーヒットポイント、ミサイル速度、速度　-20～-30%

ドロップ…アーマーリペア、シールド容量、タレット精度低下、速度　-20～-30%

エグザイル…アーマーヒットポイント、タレット追跡速度、ミサイル爆発半径、キャパシタ容量　-20～-30%（爆発半径は+20～30％）

フレティンクス…シールドブースター、アーマーヒットポイント、タレット追跡速度、速度　-20～-30%

マインドフラッド…シールドブースター、アーマーリペア、タレット最適射程距離、ミサイル爆発半径　-20～-30%（爆発半径は+20～30％）

X－インスティンクト…アーマーヒットポイント、シールド容量、タレット精度低下、ミサイル速度　-20～-30%

スースセイヤー…アーマーリペア、シールド容量、タレット最適射程距離、速度　-20～-30%


結構きつめの効果が並んでいるようにみえますが、ご安心ください。役割にあわせてブースターを投入することで、上手く扱えます。その方法とは、船の役割に応じてブースターをしっかり選ぶことです。元々やわらかくて防御がない船などは、最初からその手の副作用を気にせずに投入したりして無視することが多くなります。

同時に複数のブースターを併用したり、強力なものを安定して使いたい場合は、流石にスキルやインプラントを視野にいれるべきです。


5、裏技？


卵になると効果が消えるので、それを利用してブースターの副作用ごと消すとか消さないとかあるそうな（未検証