PvPフィット近接編。理論と運用。
From: Satoshi Te-Sudak
Sent: 2013.08.26 14:10
To: SKT Space Exploration Company, 

戦、社内トーナメントと他社との交流の結果フィットの説明の必要性を感じたのでここでは私が最近好んで飛ばしている Заноза 、こちらを例に構築のコンセプトと運用法を紹介したいと思います。

まず、このフィットはミサイル艦のBrawling fit。近接で相手と真っ向からなぐり合うフィットです。これと対をなすのが Пчела 、こちらのKiting fit。近接でなぐり合うbrawlingに対してkitingは距離を置いて極力相手からダメージを受けずに周りを飛び交い倒すフィットになります。先ほど述べたようにここでは近接のみを扱います。

この近接フィットは相手を Warp Scrambler II* と 'Langour' Drive Disruptor I* で相手を捕まえてから射程が短くて一撃のダメージは軽いがDPSが高い(発射間隔が短い) OE-5200 Rocket Launcher* で木端微塵に吹き飛ばすのを目的としてます。Brawlin fitに必要なのは相手の喉笛に食らいつくまで攻撃に耐えられる強靭さと、食らいついたらそのまま引きちぎれる力強さになります。力強さは連射のきく OE-5200 Rocket Launcher* にフラクション系 (例えばこれCaldari Navy Scourge Rocket*) の弾薬と Ballistic Control System II* を搭載することで出します。(パーフェクトスキル時の最大DPS150を叩きだすが私はスキルが低くてDPS90)さらにミサイルの弾頭が四種類ある事踏まえて相手艦のもっともレジストが低いと思われる弾頭を積む。何を積むか迷ったらKineticでいきます。

強靭さは Medium Shield Extender II* を Small Core Defense Field Extender I* 三基で増幅してシールド値を高めて、 Damage Control I* でレジストを高めます。私の低いスキルでも2700のシールドはFGの砲撃に十分耐えられます。

FGのフィットに関わらず攻撃、防御ともう一つ、機動力が要求されます。このフィットでは Limited 1MN Afterburner I* を使っています。理由はいくつかあります。第一にグリッドがMWDの搭載を許さないのです。私のグリッドスキルは Engineering* がレベル5、 Electronics* がレベル4です。これでこのフィットをすると残るグリッドはCPU1.2とPG1.5です。次に、自分が相手を足止めできる距離に入ると言うことは相手もこちらに対して Warp Scrambler II* が届く。MWDが切られては速度はがた落ちです。互いに素の速度勝負では決して早いと言えない Kestrel* は分が悪い。だが、ABならこちらの速度は維持できる。さらに、タレットとミサイルは相手のSignatureが多きい程にその威力を発揮します。当てる的はでかい程良いと言う事です。MWDは船のsignatureを5倍にします。5倍だとケストレルは Drake* と変わらない大きさになるのです。以上からABを使っています。

フィットを見た所で今度は飛ばし方を説明します。こちらの攻撃の射程は約10kmです。つまりまずはそこまで近づかないといけません。相手の軌道を予測してそれを少し横から切るイメージでアプローチ。目的は相手を13km圏内に捉える事。何故なら13kmはオーバーロードさせた 'Langour' Drive Disruptor I* の射程だからです。相手の速度に枷を付けて Warp Scrambler II* でMWDを切ってワープも阻止。これで捕えました。しかしまだ相手に飛びかかってる状態に過ぎません。相手も座して死をまったりはしません。必ず反撃してきます。落とす前に落とされては意味がありません。そこでKitingです。FGが搭載するタレットの適正レンジは5km平均。ブラスターになれば1.5kmもあります。適正レンジとは届く範囲ではなく、最大のダメージを与えられる距離です。Optimalと表示されたベストレンジの±falloffが届く範囲になります。適正レンジを外した攻撃は威力が激減することを利用して大抵のタレットのoptimal範囲外にあたる8kmがこの船の交戦距離です。相手に勝る速度でこれを維持します。スリングショットで距離を詰められたらすぐに手動操縦で引き離して、10kmの外に逃げようとしたら追いかけてを繰り返しながら8kmを維持します。8kmとは加熱させてないScramblerとwebの射程でもあります。これが相手を捕まえることに成功した時の飛ばし方です。
では、こちらを20kmにおいて旋回しながら砲撃をしてくる相手はどうするのか?とれる道はふたつです。スリングショットで距離を詰めて捕まえるか、同じくスリングショットで相手が使うであろう Warp Disruptor II* の射程外である29km(加熱時の数値)を目指してワープアウトです。どちらも失敗したならこちらは何もできずに沈みます。MWDを搭載して4000m/sで旋回する相手を捕らえるのは至難の業です。AB加熱で1800を超えないこちらとしては非常に相性の悪い相手と言えます。

以上の事をまとめると:
 相手の弱点に合ったミサイルを搭載する
 砲撃に耐えながら最短で相手を捕まえる
 捕まえたらランチャーの連射でさっさと沈める
こんな飛ばし方です。Kiting fitは速度を重要視するために攻撃力は近接に劣る。捕まえれば必ず落とせる。近づくことも逃げることも出来ないなら直ぐには沈まないタフさを利用して何か考えましょう。最後まで諦めなければ活路が開けることもあります。目を閉じて爆発までのカウントダウンをするパイロットに奇跡はおきません。

以上で私のフィット説明は終わります。質問、意見は随時受け入れてますので気軽にお願いします。